日本の水生植物 | 水生植物図譜 |
カワツルモ科 Ruppiaceae (APGV:カワツルモ科 Ruppiaceae) |
■絶滅危惧種表示:環境省レッドリスト2015準拠 ■外来生物表示:外来生物法第八次指定 ■植物分類:APGV分類 併記 |
genus search カワツルモ属 |
カワツルモ属 Ruppia |
標準和名 | カワツルモ | 学名 | Ruppia maritima L. | 生活型 | 多年草 | 自生環境 | 湖沼 |
環境省レッドリスト2015:準絶滅危惧(NT) 長らくヒルムシロ科カワツルモ属として分類されて来たが、現在では1科1属1種のカワツルモ科とする説が有力。自生環境は一定濃度の海水が混じる汽水という条件があるため滅多に目にする機会がない。汽水湖自体は全国に何箇所かあると思うが干拓や環境汚染により本種が生き残る余地が少ない。 この画像は県内のある汽水湖で以前流れ藻として見かけたことを頼りに全周を精査して発見したもので、30m四方程の群落があった。しかし透明度がご覧の通りな上、コカナダモの侵入もあり環境は安定しているとは言い難い。さらには船舶やレジャーボートの航行によりかなり傷め付けられている。 草姿はヒルムシロ科のヤナギモやリュウノヒゲモなど細葉系のポタモゲトンに似ている。かなりの希少種であるが、レッドリスト2007ではRDBの絶滅危惧IB類(EN)から準絶滅危惧(NT)へ意味不明のランクダウンが成されている。 (P)2007年8月 茨城県 |
2011年8月 茨城県(筑波実験植物園展示) |
同左 |