日本の水生植物 | 水草事始 水草を見学する |
Botanical garden |
帰化植物見本園 |
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【概要】 帰化植物を集めた「逆発想の」植物園。江東区の木場公園という大規模な公園内にある都市緑化植物園の一角にある。 野外を調べていて大抵の植物は何となく分かるようになったが、見たこともないような植物は新顔の帰化植物であることが多く、こうした趣旨の植物園は意義がある。個人的に暫く悩んだキレハイヌガラシなど、比較的近年帰化した植物の展示もあり、種類が充実している。 他の本格的な植物園は規模が大きいためか、展示植物のタグ、花期、展示エリアの表示などが不足している場合が多いが、ここはそうした面が充実しており手入れが行き届いている印象を受ける。 帰化植物のうちナガエツルノゲイトウやオオフサモなどの展示はなかったが、これは法律上(外来生物法)の問題だろうか?一般に帰化植物の危険性を訴える意味ではそうした植物の展示が必要だと思うが、科博の植物園を含めて展示は見たことがない。ただし、自然発生だろうか(土に紛れて)ミズヒマワリは展示タグのないまま放置されていた。 |
水生植物マニア的見所 |
【水生植物】 少しの水場(細流とごく小さな池)に水生の帰化植物が植栽されている。ご当地(江東区)の地名を冠したユメノシマガヤツリやシュロガヤツリなどのカヤツリグサ科、栄枯盛衰の激しいキク科センダングサ属の植物などが充実している。 種類は多くないが、上記のように野外で初めて見る植物の予備知識としての価値があり、また時期を外した植物もビジターセンターに詳細な展示があるので非常に有益だ。ただ最近地元で発見したアメリカキカシグサやトゲミノキツネノボタンなどは展示、情報ともなく(2015年8月時点)、帰化植物の増加スピードと網羅することの困難さを認識させられる。
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