日本の水生植物 | 水生植物図譜 |
ナデシコ科 Caryophyllaceae (APGV:ナデシコ科 Caryophyllaceae) |
■絶滅危惧種表示:環境省レッドリスト2015準拠 ■外来生物表示:外来生物法第八次指定 ■植物分類:APGV分類 併記 |
genus search ナデシコ属 |
ナデシコ属 Dianthus |
標準和名 | カワラナデシコ | 学名 | Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) F.N.Williams | 生活型 | 多年草 | 自生環境 | 湿地 |
環境省レッドリスト2015:記載なし 河原などに自生するナデシコ科の美しい植物。別名ナデシコ、ヤマトナデシコ、秋の七草の一つである。利根川水系では稀に自生を見ることもあるが、園芸用採集などにより減少している。園芸では庭植え、ポット植えなどで育てられるのを見ても分かるように、特に湿地環境を必要としない乾地に耐性のある植物である。園芸植物のジャンルである「ダイアンサス」はカワラナデシコの属名であるが、多くの改良品種の母種となっている。 学名にはvar.(変種)が付与されているが、萼が一回り小さなエゾカワラナデシコ(Dianthus superbus L.)の変種とされている。カワラナデシコは苞が3〜4対、エゾカワラナデシコは2対であり、葉の色もカワラナデシコの緑に対しエゾカワラナデシコが薄い緑で明瞭に区別できる。 市場には花色が改良されたものも出回っており、逸出したものとしか思えないカワラナデシコを見かけることもある。この傾向は江戸時代以来とのことで、元々の分布が把握しにくい植物である。 (P)2009年7月 東京都 |
2013年8月 千葉県 花 |
同左 蕾 |
2015年6月 千葉県 |
同左 草体 |
2015年6月 千葉県 |