日本の水生植物 | 水生植物図譜 |
キバナオモダカ科 Limnocharitaceae (APGV:オモダカ科 Alismataceae) |
■絶滅危惧種表示:環境省レッドリスト2015準拠 ■外来生物表示:外来生物法第八次指定 ■植物分類:APGV分類 併記 |
genus search ミズヒナゲシ属 |
ミズヒナゲシ属 Hydrocleys (APGV:オモダカ科 Alismataceae ミズヒナゲシ属 Hydrocleys) |
標準和名 | ミズヒナゲシ | 学名 | Hydrocleys nymphoides (Willd.) Buchenau | 生活型 | 多年草 | 自生環境 | 湖沼 |
外来生物:外来生物法指定なし 別名ウォーターポピー、キバナトチカガミ。昭和初期から観賞用に輸入が始まった北米、中南米原産の植物。最近までハナイ科(Butomaceae)に分類されていたが、オモダカ科の姉妹群とされるキバナオモダカ科(Limnocharitaceae) として独立した。APG植物分類体系ではキバナオモダカ科、最近のAPG第3版ではオモダカ科の一部に含められている。どちらにしてもトチカガミよりオモダカ科に近い。 外見はトチカガミやマルバオモダカに似るが、ポピーに似た大きな黄花を付ける。水辺公園などで盛んに植栽される他、ホームセンターや園芸店でもナガバオモダカなどと共に販売されている。耐寒性がない、とする説もあるが、公園植栽のものは越冬しているので(北関東地方)ある程度の耐寒性があるのだろう。自然環境への逸出帰化は確認していないが、注意を要する植物であることは間違いないと思われる。 水面の余裕がある環境では浮葉となるが、たて込んでくると抽水葉を出す。花は3弁、径は5cmの黄花、一日花である。増殖はかなり早く、葉数を多く出す。 (P)2011年8月 茨城県(公園植栽) |
2011年8月 茨城県(公園植栽) |
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