日本の水生植物 水生植物図譜
イラクサ科 Urticaceae
(APGW:同分類)
絶滅危惧種表示:環境省レッドリスト2017準拠
外来生物表示:外来生物法第八次指定
植物分類:APGW分類 併記
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ウワバミソウ属
ウワバミソウ属 Elatostema
標準和名 トキホコリ 学名 Elatostema laetevirens Makino. 生活型 多年草 自生環境 湿地
環境省レッドリスト2015:絶滅危惧II類(VU)

 山地では林に囲まれた湿地、平野部ではアシ帯の下草として自生するイラクサ科の湿地植物。関東地方では産地が限られる。地元茨城県では都道府県版レッドデータでは絶滅危惧I類に指定されておりほぼ見ることがない。和名は「埃」ではなく、時により誇る(繁茂する)という意味で、まさに条件が整えば群落となるが、他種の圧迫、環境変化などによって消え去ってしまうのが現状のレッドデータの評価通りの状況となっている。

 草体は軟質で草丈15〜20cmの小型草本。茎は傾き円柱形、細毛がある。葉は無柄で互生、左右がやや不等な倒卵状長楕円形で上部に鋸歯が見られる。花期は9〜11月で(撮影時は未開花であった)葉腋に多数の小花を球状に付ける。

(P)2019年8月 東京都

2019年8月 東京都

同左

2019年8月 東京都
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