日本の水生植物 | 水生植物図譜 |
アミミドロ科 Hydrodictyaceae |
■絶滅危惧種表示:環境省レッドリスト2015準拠 ■外来生物表示:外来生物法第八次指定 |
genus search アミミドロ属 |
アミミドロ属 Hydrodictyon |
標準和名 | アミミドロ | 学名 | Hydrodictyon sp. | 生活型 | 多年草 | 自生環境 | 水田 |
環境省レッドデータ:記載なし 網状に発達する藻類。この仲間には複数の種があり、藻類の専門家以外では同定は困難なようだ。従って学名表記はsp.、アミミドロの一種としてご紹介させて頂く。英名はWater Net。 藻体は大きなもので30cm以上の直径となり、藻類としては大型の部類に属する。網目の辺がそれぞれ1つの細胞である。細胞は円柱形で、連結によって五角形、ないし六角形の網目を形成する。大きな直径のものでも小さな直径の時点と細胞数は変わらず、細胞の成長によって群体の大きさが決まる。細胞分裂によって増殖するアオミドロとは生活史が異なっている。 近場の水田を観察してみると、大部分はアオミドロが藻類の優先種のようだ。アミミドロはごく一部の水田にしかなく何らかの住み分けが成されているように思われる。アミミドロは藻体が丈夫で、水連鉢に発生した場合もアオミドロと異なりメダカは食べない。水田では田植え直後の稲が絡まれて枯死する場合もあるようだ。 (P)2011年8月 茨城県 |
2011年8月 茨城県 |
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