日本の水生植物 | このWebサイトについて |
About this website |
霞ヶ浦・利根川水系を中心にした、水生植物に付いての情報サイト |
http://waterplants.web.fc2.com/ |
■Webサイトの概要■ |
■Webサイトの構成 トップページのメニュー構成は上段がメインコンテンツ、下段が付加参考情報等となっている。 【上段コンテンツ】
【下段付加情報】
■おおまかな概要 ・Webサイトの概略 このWebサイト「日本の水生植物」は水生植物全般の植物学的側面(分類や育成方法など)と、彼らが自生する環境論を、それぞれ脱線を自ら許容しつつも本来の内容としている。トップページにある通り、対象となるエリアは主に私の居住地近辺である霞ヶ浦・利根川水系である。このエリアは霞ヶ浦の水質汚染に端を発し、アサザ基金、常陸川水門、霞ヶ浦導水路など環境面でもモロモロの事例や問題点がある。環境問題は私の守備範囲ではなく専門知識も持ち合わせていないが、単に植物だけを見ていては大局を失ってしまうと思う。植物はそこにある「存在」もさることながら立脚基盤である環境もその重要なエレメントであるから、である。従ってこれらの問題も折にふれ扱って行きたいと考えている。 ・製作者、執筆者としての自己のスタンス 環境問題を考える場合、多分に政治的内容に踏み込まざるを得ないが、個人の立場としてはまったくの政治的中立である。昔風に言えば「ノンポリ」であって特定の政党、結社、その他如何なる政治的立場を持つ団体とも無関係である。そもそも自然環境の問題は政治的立場や信念といった形而上学的概念を含む立場から解決が図れるとは思っていない。それは何らかの活動を行う際の金の出所、または意思決定のプロセス上の話であり、環境問題は純粋に自然科学の問題だからである。社会的な事情や政治上の問題は単なる背景に過ぎない。 例えば、だが「アサザの植栽は霞ヶ浦を救うのか」という命題に対し、アサザ基金はもちろんYESで、ある研究者はNoと言っている。端的に言えば論争となっている。アサザ基金はその名称から活動内容にいたるまで今更後に引けないのは分かるが、研究者からの自然科学上の指摘に関して反論があれば自然科学上の立場から行うべきである。もちろん科学上の話なのでエビデンスは必要だ。これが相手の背景(立場や金の流れなど)に踏み込んだ議論になってしまうと泥試合である。こんなものは誰も見たくない。 以上状況であると認識しているので、この分野に関する議論において「原理主義」や「自然保護第一」のような理念も存在しないと思っている。実質的に役に立たない立場や理念より具体的な自然科学に立脚したソリューションが重要だ。早い話、屁理屈たれている間に外来種の一株でも引っこ抜け、カミツキガメの一匹でも捕まえろ、ってこと。このWebサイトの記事全般、この手の話が何回も出てくると思うが、誤解を避けるために自分の基本的な考え方とスタンスとして付記しておく。 前述の通り、植物の分布、開花期、自生形態などは私が居住する霞ヶ浦・利根川水系及びその周辺地域を基準としており、気候条件の異なる他地域は配慮していない。また時と場合により本水系以外への遠征を行う場合があり、その際には撮影地・時期等を情報付加するのでご参照願いたい。 |
■著作者紹介■ |
■ハンドルネーム由来 半夏堂は私の雅号兼ハンドルネームである。由来は庭に蔓延るハンゲ(カラスビシャク)である。長年の夢であった「郊外の庭付き一戸建て」を入手したのは良いが、その「郊外の庭付き」がネックとなって日々根絶不可能な種々の雑草と戦う羽目になった。特に強力なのはスギナ、ドクダミ、ヤブガラシ、ハンゲなどで、除草して除草剤を撒いて砂利で覆っても何事もなかったようにすぐに元に戻るのである。これはある程度は許容しないと心が折れてしまう。従って「雑草付きの家の住人」程度の意味だ。別にスギナ堂でもドクダミ堂でも良いが(ヘクソカズラ堂は嫌だな)語呂が良いので選んだ次第。水生植物のハンゲショウは関係ない。ちなみに「雅号」はシャレで、特に短歌や俳諧などの創作活動を行うわけではない。
■趣味世界の闇 ・アクアリウムの罠 沈水植物を含む水生植物に興味を持ったきっかけはアクアリウムである。過去20数年間アクアリウム、特に水草栽培を主な趣味の一つとしていたが、何かの機会にエビモを採集し水槽で育てた時に意外なまでの美しさがあり、自分で採集し育成する楽しさにはまってしまったのである。以来水槽でのアクアリウムは諸般の事情によって止めてしまったが、屋外での育成、植物写真の撮影といった形で趣味を継続している。 諸般の事情とは正直な所、何にしても「より良く」を求める自分の性格が、とめどない浪費を呼んでしまう趣味であることに気が付いたからである。アクアリウムには様々なジャンル、濾過、照明、二酸化炭素供給、底床にしてもそれぞれ高価なハードウェアがあり、植物(水草)の育成において真面目に考えれば考える程、新しい機材が欲しくなるように出来ている。しかも、機材の更新と現実の効果は必ずしも比例しないのだ。 通常の製品であれば価格と効用が一致しない場合、立派にクレーム対象となるがアクアリウム製品の場合はそこにスキルという最も数値化しにくいパラメータが介在するので、自省的な人間は自分の責任に帰するし、攻撃的な人間でも騒げば自分の恥を晒すことになると自覚するので黙る(攻撃的な人間は自分の不利を避ける傾向)、どちらにしても新しい製品が売れるように出来ている。考えて見て下さい、高価なテレビを買って自分のスキルが至らないために映りません、なんてことがありますか?アクアリウムではそのありえない事が普通に起きている。そして誰も不思議に思わない。その流れにまんまと乗ってしまった私は真実に気が付くまでに計算するのが嫌になる程の投資をしてしまっている。
・再び罠にはまる 現在の趣味は植物撮影を通じて深入りしてしまったカメラ。「写真撮影」と言わない所は我ながら奥ゆかしいが、実際問題、機材への投資金額と撮影の腕が比例しないので仕方がない。まさに下手の横好きそのものである。言い訳ではないが、自分の場合撮影は90%以上が植物であり、こういうスタイルでは上達しようがないのでは、と最近気が付いた。なぜなら植物は概ね誰が撮っても図鑑のような写真になるだけで、撮影者としてもそれで満足してしまうからだ。もっと極論を言うと、ある程度の近接撮影(マクロ)能力を備えていればカメラもレンズも何でもいいような気がする。 そこまで分かっていながら新しいカメラやレンズを求めるのは、もはや「写真撮影」ではなく「カメラ」が趣味なのである。このように割り切ってしまうと精神的には楽になる。しかしアクアリウムの場合と同様にまんまとメーカーの策略に乗っている事実に変わりはない。しかし幸か不幸かカメラの場合、自分の価値観は(気に入った機種)>(新製品)なのでさほど新製品に飛び付く、と言うほどではなく世間一般から見れば「バカじゃねぇの」という程だが、コアなマニアから見れば冷笑される程度の投資に留まっている。 ■自己紹介及び多少の屁理屈など ・自然治癒と馬鹿の壁 著作者はいわゆる「オジサン」である。それなりに色々な経験値があり、おまけに屁理屈で理論武装しており、煮ても焼いても食えない、という世間一般のアラ還オジサンの平均的人物像に近いと思う。その「屁理屈で理論武装」能力がやや平均より上のためか、様々な職場で管理職を仰せつかって長年仕事をしてきたために(現在もそうだが)ストレスの蓄積が膨大であり、自然に関わる趣味によっていくらかでも軽減されているような気がする。かの水草界の重鎮、大滝末男先生が著書で仰っているように、植物の生い茂った水辺に立つと日頃の鬱屈が解放されることを自覚できる。しかし休み明けに馬鹿と接すると一瞬にして元に戻ってしまう。大自然の癒しの力も馬鹿の前には無力ということか。しかし一瞬にしてもこの癒しが無ければ馬鹿を呪うだけのつまらん日々になってしまう。 ・環境行政にモノ申す 好きなものは植物以外はげっ歯類小動物。長年シマリスとタイリクモモンガを飼育していたが、リスは輸入に規制がかかるようになり(今はシマリスのみ条件付輸入可、それも少数の輸入となり価格が倍以上)、タイリクモモンガは私に言わせれば「濡れ衣」のような理由で特定外来生物に指定されてしまい、趣味の継続が困難になってしまった。上にも書いたが、自然科学的根拠が乏しいのにこのような規制や指定を行うのは政治的態度であり、一趣味者以前に国民としてそれは容認できない。だからどうする、ってのが思い浮かばないのが普通のオジサン。もちろん私も思い付かない。 こんなワケの分からん法律(外来生物法)を作って得意になっている霞が関の奴等はガリ勉小僧の成れの果て、文化と多様性のカタキだと思っていたが、何と自分の娘が国家公務員になって霞が関の住人になってしまった。環境省ではないのが救いであるが、うっかり人目に触れる所に悪口は書けねぇな、と思った。まさに人を呪わば穴二つである。
・父権の黄昏 これまた今や世間一般普通の姿であると考えられるが、昔は家長(親父)は「一家の主」として権威も権力もあったらしいが、そんな世界は今は昔、女房殿は無論のこと、子供達さえも言うことは聞かない。黙って言うことを聞くカメラや植物に現実逃避しているように見られるかも知れないが、実はその通りである。最も幸せな時間はカメラやレンズのメンテナンスをしている時間、植物やメダカを眺めたり水鉢の手入れをしている時間であることを自認している。 その本質はかの文豪、開高健が釣りだパイプだジッポーだ、と趣味やモノに逃避していた事実に通じるものがあると思う。文豪や偉人でもしょせん男は男、みんなそんなもんだ。それが酒や複雑な女性関係に向かないだけマシな人間かも知れない。 |
■閲覧の注意点■ |
■対応プラットフォーム 本WebサイトはPC(Windows/Microsoft Edge、IE)での閲覧を前提に構成されており、その他のプラットフォームでの動作確認はしていない。特にスマートフォンでの閲覧は以下障害が発生することを確認している。しかし現状は前述ブラウザ以外も含めて対応予定は無いので、以上ご了承願いたい。 ☆iPhone 文字化け・・・文字化けしないページもあるので単なるエンコードやCSSの問題ではないと思われるが、逆に原因が掴めず未対応。更新ボタンを押すことで復旧する場合あり。 ☆Android、Galaxy系 画像表示、レイアウト崩れ・・・画像の一部が表示されない、設計上のレイアウトが無視される、等の現象が確認できるが、テキストの閲覧は問題なし。
■著作権及び著作人格権 本Webサイトのすべてのテキスト及び写真は、引用文や一部著作権者のご好意によりお借りしているもの(下記Special thanksに記載)以外、すべて私のオリジナルであり、権利と責任も同様である。 著作権そのものはもちろん放棄しないが、ややこしいのが「著作人格権」である。詳しい内容はお調べ頂くとして、引用元を明示して引用を行っても抵触する恐れがある、との事なのでご注意願いたい。要は元テキストの主旨を無視、または曲解したような引用は行わない、ということである。定義らしきものは「著作物の変更、切除その他の改変又は著作物に対するその他の侵害で自己の名誉又は声望を害するおそれのあるもの」で、私の粘着質かつ紆余曲折の多い文章を引用するのは大変だろうが、宜しくお願いしたい。引用される場合、事前にメールでご連絡を頂ければ懇切丁寧に対応させて頂く。 本Webサイトに掲載している画像・写真は上記の通り一部を除いて著作権は私にあり、放棄していない。一部のブログやWebサイトで無断転載されている場合があるが、私は承諾していない。今後同様の事例が見られた場合、著作権法第百十三条に抵触したものとし、無警告にて所定の法的措置を講ずるのでご了承願いたい。
■植物の自生地情報 普遍的な雑草ならまだしも、当サイトで扱う植物には希少な植物も含まれており、自生地情報を明かすことはネット時代ならではの危険がある。Webサイトは不特定多数に公開する前提であり、絶滅に繋がるような採集をされてしまう危険、また見学であっても多数の人間による「踏み固め」によって群落が衰退してしまう危険性も考えられる。従って当サイトでは必要以上の地名は記載しないし、メールでお問い合わせ頂いてもご回答はできない。具体的に地名が入っている自生地は公園や保護地域など原則採集禁止、とお考え頂きたい。 また、昨今Web製作者が意図せずに自生地が分かってしまう「からくり」がある。画像のExif情報に付与される撮影地の緯度経度情報だ。この数値をアプリにドロップすると地図にリンクされ、かなりの精度で撮影地(自生地)が分かる、というもの。自宅で撮影した場合、自宅の位置まで割り出されてしまう。自宅はたぶん半径100km以内では植物園を除けば最も絶滅危惧種の水生植物が集まっている場所なので盗っ人が押し寄せても困る。私の使っているカメラのうち何台かはこのGPS機能が付いているが、念のため常時オフに設定している。 尚、本Webサイトでご紹介している植物のうち、外来生物法の特定外来生物に指定されているもの、自然公園法その他法令で採集禁止区域に指定された地域での採集、自治体及び管理者によって採集禁止となっている場所、私有地で明示的に立入が禁止された地域での採集は禁止である。(念のため) ■情報の正確性 私は湿地や植物の専門家ではないし研究者でもない。素人である。素人なりに調べて極力情報の正確性を心がけてはいるが、多々誤りがあると思う。誤り以前に推論や先入感が含まれている場合もあるだろう。というわけでこのWebサイトに記載される情報は正確性を100%保証するものではないことをお断りさせて頂く。当Webサイトの情報に基づいて何らかの損害を被ったとしても、いかなる場合にも補償できない。 また、情報を取得したWebサイトや参考文献を掲示しているが、そもそも自分の読解力の不足を否定できない上に、出典元の正確性を検証したわけでもなく、誤情報の伝播に一役買っている可能性もあり、この点も併せてご了承願いたい。 ■植物の分類・付加情報に付いて 本Webサイトに掲載された植物には、環境省レッドリストや外来生物法上の扱いに付いての情報が付加されているが、両者とも度々改訂や見直しが行われており、特に外来生物法上の「要注意外来生物」は「生態系被害防止外来種」に変更されたりと(2016年3月)常に情報が更新されている。当Webサイトでは可能な限り最新の情報を表記するようにしているが、多くの部分で新旧の情報が混在しており、以下の点、ご留意願いたい。
ご意見、ご感想等は基本的にメールにてお願いしたいが、事前のご承諾と著作権の掲示を前提として、頂いた内容を記事構成の一部として使わせて頂く場合があるのでご了承願いたい。特に私の誤解、誤認による訂正情報は非常に有難く有益な情報として歓迎するので宜しくお願いしたい。 ご意見・ご感想メール宛先 |
■Special thanks■ |
■画像のご提供 記事構成にあたり、以下画像を著作権者のご承諾の下、ご好意によりお借りし掲載させて頂いており、この場にて厚く御礼申し上げる。
■記事へのアドバイス 私の拙い知識による記事に対し、電子メールにて貴重なアドバイスを頂いたので、著作権者にご了承を頂き私信ながら記事構成の一部として掲載をさせて頂いた。以下。
■その他のご助力 ・ブログ半夏堂花鳥風月に、栃木県の長島様よりヒメタデとヌカボタデの同定方法に付いてのコメントを頂き、同定及び記事の作成に活用させて頂いた。 ・当地、当水系に自生しない植物、減少甚だしく見つからない植物など、各地域の方々より植物体や標本のご提供を受けWebサイト上でご紹介するものがある。これらに付いては個別の記事中で謝意及びご提供者ご尊名(HN等)を記させて頂いている。 ■当Webサイトのご紹介、記事画像のご利用など ・2013年3月15日刊行 兵庫・水辺ネットワーク「ニューズレター水辺第63号」記事で当サイトをご紹介頂いた。 ・2013年4月刊行「お米なんでも図鑑」(ポプラ社 石谷 孝佑監修)に当サイト水生植物図譜マツバイの写真を掲載して頂いた。 ・2014年4月、環境省設置の蔦沼(青森県十和田市)の植物案内看板に当サイト水生植物図譜カタシャジクモの写真をご利用頂いた。 ・2020年5月刊行「チャレンジかがく組4年生」(ベネッセ)3号中「雑草たちの作戦会議」に当サイト水生植物図譜サンカクイの写真をご利用頂いた。 ・茨城県Webサイト、生活環境 文献一覧のリストに当サイトを掲載頂いた。 ・長崎県海岸清掃マニュアルの水生植物見分けの参考サイトとして当サイトが紹介された。 ・青森県自然保護課の絶滅危惧種解説、トウゴクヘラオモダカの解説に当Webサイトの記述を引用頂いた。 尚、本Webサイト制作にあたっては以下文献を参照させて頂いた。素人の門外漢がゼロからホームページを作るにあたり、非常に優良かつ有益なガイドとなった。 ・HTMLタグ辞典 第5版 (株)アンク著 翔泳社 ・スタイルシート辞典 第3版 (株)アンク著 翔泳社 ・JavaScript辞典 第2版 (株)アンク著 翔泳社 |