日本の水生植物 | 水草事始 水草を見学する |
Botanical garden |
湿地資料館 |
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【概要】 湿地生態系の宝庫である渡良瀬遊水地への玄関口とも呼ぶべき存在。各種展示や配布資料、湿地植物園などもあるが、通い慣れないとどこに何があるのか分からない広大な渡良瀬遊水地に付いて、ある程度レクチャーを頂くことも可能。説明員が常駐し、様々な質問に答えて頂ける。無料の設備としてはかなりサービスが良い。 旧資料館の裏手はすぐに遊水地の堤防となるが、残念なことに直近の場所はゴルフ場となっている。多少の移動で遊水地を併せて楽しむことももちろん可能である。しかし、渡良瀬は通常の湿地ではなく、エリアによって地形や植生が異なっている。まずは見たい植物の状況に付いてじっくり話を伺うべきだろう。子供広場付近など、安全に植物を見られる場所は南側の旧谷中村エリアに集中している。移動には車が必要だ。 裏手の湿地植物園ではそこそこの種類の植物が植栽されており、見学も可能であるが渡良瀬の植物をすべて網羅的に展示しているわけではないので注意。ノジトラノオやハタケテンツキ、マルバノサワトウガラシ、カザグルマ、タチスミレ、マイヅルテンナンショウなどが植栽展示されている。 |
水生植物マニア的見所 |
【水生植物】 渡良瀬遊水地には希少な植物が自生するが、広大なエリアのため十分な事前知識と幸運がないと巡り合うことが難しい。この植物園はこうした希少種が手軽に見られるように維持・展示している。植物は湿地に自生している姿を見るにこしたことはないが、訪問者は植物マニアだけではなく、一般の来訪者も多い。この施設の啓蒙的な役割を考えれば十分に存在意義があると思う。 園内には植物を植栽したエリア、池を掘ってシードバンクから発芽をさせたエリア、植栽し種の保存を行っているエリアがあり、それぞれ狭い面積ながら密度は高い。申し出れば無料のガイド(施設内限定)もしてくれるので初心者にも敷居が低い展示場所となっている。植物種は新たに発見されたキタミソウやアズマツメクサなども含め、種類が多い。
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Botanical garden |