日本の水生植物 水草事始 水草を見学する
Botanical garden
羽生水郷公園

施設名称 羽生水郷公園
住所 埼玉県羽生市三田ヶ谷751-1
開園 10:30〜16:00 月曜日休館(下記Webサイトリンクで要確認)
休園 月曜日
入園料 無料(水族館は有料)
アクセス 東武伊勢崎線羽生駅、加須駅から7q(タクシー利用で15分)、駐車場無料
公式HP 羽生水郷公園
湿地植物種 普通


【概要】

 ムジナモ最後の自生地として名高い宝蔵寺沼一帯を公園化し、さいたま水族館を併設した大規模な水辺公園。ムジナモの復元エリアは立入禁止となっており見ることは出来ないが、宝蔵寺沼の水生植物や水生植物園の植物を無料で見学できる。(ムジナモは宝蔵寺沼では一度野生絶滅しており復元エリア以外にはない)
 水生植物は普通種中心で元々の自生と思われる植物に加え、植栽されたと思われる外来植物もある。特にミズカンナやウチワゼニグサが大きな群落を形成している場所もあり、自然公園と植物園の中間的、悪く言えばどっちつかずの性格も垣間見える。

 公園全体は見学路も整備され見やすい。駐車場、トイレ、休憩場所も整備され居心地もよいが公共交通機関のアクセスが悪く、車以外では行きにくいのが難点。加須市の埼玉県環境科学国際センター等と併せて見学できれば無駄がないと思う。渡良瀬遊水地や多々良沼もほど近い。
 入場料は必要だが併設する「さいたま水族館」では珍しい淡水魚、ムサシトミヨの展示もあり、魚に興味がある方にはお勧め。

水生植物マニア的見所

【水生植物】

 ムジナモは見られないが、宝蔵寺沼には浮遊植物としてイヌタヌキモとノタヌキモが見られた。この沼のムジナモの絶滅原因は台風による増水での流失、ということなので水質的な問題は少ないのだろう。湖岸には水生アヤメや上記ミズカンナが植栽されているが水辺に接近できる場所も多く植物観察にはさほど支障はない。この環境にはイネ科やカヤツリグサ科の水生植物も種類が多い。

宝蔵寺沼に自生するタヌキモ科植物 ヒシの占有率は高い
水郷公園の中心、宝蔵寺沼 広大な園内、見所も多い


(P)食虫植物、水生植物好きには有名な沼


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